地べたからの介護Features 1
介護の一歩先へ。
私たちは手すりやスロープ、段差のない床だったりと快適な環境の中で暮らしています。しかし、外に出てみると、空中に手すりはありません。地面には傾斜も段差もあります。快適な環境に慣れてしまうと、外は過ごしにくい場所となり、外に出るという自由を失ってしまうのです。そこで、地べたからの介護では、ベッドではなく布団で就寝する、テーブルとイスではなく、掘りごたつでお食事をとる、エレベーターはなるべく使わず、階段で昇り降りをするといった快適すぎない環境をつくっています。そうすることで、少しずつお客様の筋力がついてきて、行きたいところへ自分の意思で移動することができたり、お客様のなかには日中のオムツは不要になった方もいらっしゃいます。
生活するだけで元気になる家Features 2
快適すぎない環境で、
心も身体も元気に。
快適すぎない環境がお家にあると、お客様は自然と筋力を維持・強化することができます。例えば、施設ではイスやテーブルではなく掘りごたつと畳の生活をすることで、嚥下(飲み込む動作)の改善や座位訓練、歩行訓練につながります。お布団の準備も、できるお客様にはご自身でして頂いたり、難しい方はスタッフと一緒に敷いています。ベッドだとその必要がないため、このような動作ひとつひとつがお客様の筋力維持・強化につながっています。毎日の入浴やお散歩、日中の活動に参加することも大切です。身体を動かして頂くことで、夜はぐっすり眠って頂けるようになります。このように特別なことは何もしていません。普通に生活するだけで、お客様は元気になられます。
お客様に寄り添う介護をFeatures 3
出会ったすべての人をしあわせにするために。
お客様は皆さま、いろんな悩みや不安を抱えています。認知症の方の場合、できなくなられたことに注目しがちですが、できない不安に寄り添い、できることを活かして生きがいを感じて頂くことで、心が落ち着きます。私たちはこのような認知症の方のケアや症状など勉強し、お客様を敬い、寄り添う心を常に大切にしています。また、月に1回勉強会を開いています。介護技術の勉強はもちろん必要ですが、働くことについてであったり、どう人を愛するか、愛されるかといったことも、勉強会で伝えています。そうすることで、心も成長し、よりお客様の心に寄り添うことができると考えています。